椎間板ヘルニアの既往歴がある方の施術例

腰部椎間板ヘルニアと10年前に診断を受け、慢性的な腰痛に苦しんでいる方が来院されました。

患者さまの状態
T.M様は40歳(男性)で以前よりデスクワークの時間が多くなったとの事、
10年程前に腰部椎間板4番と5番間にヘルニアがあると診断を受けました、その後は慢性的な腰痛で悩まされているとの事、最近太り始めてきたのでスポーツジムに通いたいが、動けば痛みがあり、何をするにも腰をかばう様な癖がついてしまって恐々動作をしてしまうとの事でした。このまま運動が出来ないままなのかとお悩みでした。
椎間板ヘルニアは腰の病気の代表的なものです、背骨の骨と骨との間のクッションの役目をはたす椎間板の中心部分の髄核(ずいかく)が突出し、脊椎の神経を圧迫するため下肢にシビレや痛みが起こるものです。シビレは神経の圧迫箇所によって異なります。

カウンセリングと検査
現在の痛み方やシビレの有無をカウンセリングと動作テストで確認しました。
その中で脚へのシビレは若干あるものの、腰部と臀部(お尻)の痛みを強く訴えていらっしゃいましたので、臀部(お尻)の深い筋肉を触診した結果、かなり筋肉が固まっている事が確認できましたので、シコリ化した筋肉が痛みを飛ばしている(トリガーポイント)となってしまった可能性が強いと判断しました。
実は、椎間板ヘルニアの90%は自然に治るという研究もあり、免疫細胞であるマクロファージがヘルニアを異物とみなし処理してくれるのです。残りのヘルニアの10%は処理できないか、もしくは神経を傷つけ手術や薬物治療が必要となります。

施術
当店のトリガーポイントセラピー(筋肉の調整)で太もも裏(ハムストリング)から臀部、股関節周り、腰の深層筋肉を指圧し血流を高めていきます。
特に固さが強い箇所はT.Mさんも施術中痛みがあるようでしたので、指圧を調整しながらゆっくり施術していきました。
施術後半には痛みが半減して、動作もしやすくなったとのこと。まずは第一段階クリアです。

アフターケア
デスクワークでお尻の筋肉を出来るだけ固めない座り方や姿勢、腰に負担を掛けないように出来る正しい筋トレをアドバイスさせていただきました。筋肉を強くすることで腰痛予防になりますので非常に大切です!!

椎間板ヘルニアでもあきらめず、是非ご相談ください。
必ずお力になれるはずです。