頑固な頭痛でお悩みの方のケース

K.S様(38歳女性・事務職)は月の半分は頭痛が出るとお悩みで来院されました。

患者さまの状態
来院された際も少し気分が悪く、特に後頭部から首筋にかけて強い凝りを感じていて、
最近目が見えずらい視力も落ちている様に感じるとの事でした。

頭痛は主に4つに分けられます。
首や頭の周辺、肩にかけての筋肉が凝りはじめ血流が悪くなり筋肉が収縮することで起こる筋肉緊張型頭痛
頭の血管が拡張することで頭部の神経を圧迫し頭痛が起きる片頭痛
尚、同時に緊張型頭痛と片頭痛の両方を起こす方もいます。
症状が強いのが特徴で眼球をえぐられるような激しい痛みが出る群発頭痛
一度症状が出ると、1、2カ月は同じ時間にほぼ毎日頭痛があらわれるようになります。目の裏側を通っている内頸動脈が血管拡張することで起きるためではないかと考えられていますが、原因ははっきりわかっておりません。
最後に病気が原因で起きる頭痛であり、例えば脳出血や脳腫瘍など。痛みが急激に強くなったり経験したことが無いような強い頭痛が突然出た場合は、すぐに病院へ行く必要があります。

カウンセリング
仕事中の姿勢や、よくやる動作を確認しました。K.S様はいつも仕事に追われてる様に感じていて、お昼時間以外はほとんど座りっぱなしでパソコンに向かっていると事で勤務中は常に緊張が続いている様です。

検査
首の可動域確認で、頭を上向きで痛みが出るとのことで首の前側の筋肉(胸鎖乳突筋)の硬さと短縮の問題が確認できました。また背中の触診で肩甲骨内側の筋肉も固まっているため、その原因で首を上げずらくしていました。背中の筋肉も首を動かすには非常に大切なのです。

施術
まず、首肩周辺を全体的に指圧で緩め、それから頭痛の原因と思われる首前側の筋肉をトリガーポイントセラピーでゆっくり押圧していきました、ポイントを押さえた際に、K.S様もこの頭痛ですと言われ痛みが再現されました。
まさに、このコリこそが頭痛の原因なのです、その凝りを緩めない限り頭痛は繰り返してしまいます。施術後は頭痛も取れ、目もスッキリし店内の照明がまぶしいくらい良く見えると感動されていらっしゃいました。

アフターケア
デスクワークで同じ姿勢が多いので、出来るだけ首を前に出さない様にするための姿勢指導また椅子の正しい高さ、座り方、必要なストレッチもアドバイスを致しました。

何処へ行っても取れない頑固な頭痛でも是非ご相談下さい。必ずお役に立てるはずです。